私が神待ちをした理由。
それは束縛彼氏からの逃亡でした。

 

 

高校から付き合っていた彼氏と成人式を迎えてすぐに、かけおち同然で同棲を始めました。
ところが数か月して、それまで優しかった彼が急に人が変わってしまいました。

 

 

最初は、きっと「彼はまだ大学生なので、私だけ社会人になって色々不安にさせてるんだな」なんて思ってました。
毎晩帰ると通勤中のこと、会社でのこと、上司のこと、同僚のこと。
全部話さなければご飯も食べれず、寝ることも出来ませんでした。

 

 

まだ仕事も同棲も、慣れない生活なので、話している最中疲れてウトウトしてしまうと、彼は手をあげるようになったのです。
そんな生活が毎日毎日繰り返され、逃げたかったのです。

 

 

実家に帰る訳には行かない。
もし帰った所で、実家を知っている彼は来るかもしれない。
高校時代の友人は、彼も知っている人ばかり。
知らない所に行きたい。

 

 

そう思ってた所、昼休み中に読んでいたファッション雑誌に載っていたワクワクメールを見つけ、思わず登録してしまったのです。

 

 

正直、恋愛がしたい訳でもないし、大人の関係みたいなものを望んでた訳でも無いのですが、彼の知らない所にいきたい。
ただそれだけでした。

 

 

彼に登録したことがバレたら、何されるか分らない。
携帯の充電を切り、駅にある暗証番号式のコインロッカーに入れ、彼の待つ家へ帰りました。

 

 

案の定、彼は今日の一部始終を聞き出し、携帯チェックをしようとバッグを漁り始めました。

 

「会社の机の下で充電したままだった〜忘れてた!」と嘘を。
もう既に22時を回っているので、中に入ることも出来ませんし、ここから1時間かかる会社。
彼も諦め「明日は持って帰ってこいよ」と・・・

 

 

これが、私がついた初めての嘘でした。

 

 

翌日、朝家を出た後「携帯をもって帰るわけに行かない。今日は帰れない」と思い会社に休みの連絡。

 

携帯をコインロッカーから取り出し、その足で3駅先の、ネットカフェに行きました。
昨日登録したサイトにPCからログインすると、私のプロフィールを読んでくれた男性のメールに
「神待ちしてるの?俺で良ければ力になるよ」と・・・
神待ちという意味がわからず、何度も何度もメールをやり取りしてくれたその男性は悪い人には思えませんでした。
どうやら、家に泊めてくれるというのです。
本当に神様じゃないですか!

 

 

もう今日は帰れない!つもりでいたので、この人にお願いするしかない。
今思えば危険な行動だったかもしれないのですが、その時の私には、彼のいる家に帰る方が危険でした。

 

 

その数時間後、その男性の住む駅前で待ち合わせ。
私より10コも年上の男性は、落ち着いた雰囲気で、頼れる感じがしました。
喫茶店で、具体的な話をすると、すぐに一時的な解決策を考えてくれて
その日中に私は、会社も辞め、携帯も変え、男性の部屋で暮らす事になりました。

 

 

それから半年・・・
その男性は、自営業なので私に出来る事なんか、たかがしれてるのですが、お手伝いをさせて頂いてます。
掃除・洗濯・料理も私が担当し、幸せな暮らしをしています。

 

男女の関係は、今のところありません。
でも、私はそうなってもいいかなと思ってます。
向こうは私みたいな子供相手にしてくれない気もしますが・・・

 

 

未婚 女性 21歳 元OL